薬剤部

薬剤部では、当院の理念である「良質な医療の提供と地域社会への貢献」のために、医薬品が効果的かつ安全に使用され、患者様が安心して地域で過ごしていただけるように日々努めています。
特に超高齢社会を迎え地域の中核病院として、当院では亜急性期から回復期・慢性期、在宅医療へと幅広い対応が求められています。
薬剤部スタッフは、この時代の要請に応えるために日々研鑽に努め、専門知識や専門技術の習得はもちろんのこと、チーム医療の実践を通じて他の医療スタッフと協力し地域医療に貢献したいと考えています。
薬剤部内ではスタッフ間の意見交換を密にし、互いに働きやすい環境づくりに努めています。

調剤業務

主に入院患者様の内服薬・外用薬の調剤、注射薬の調剤・無菌調製を行っています。
当院は高齢者が多いことから、院内調剤は全て一包化しています。
全自動錠剤・散薬分包機や最新の錠剤監査システムなどを導入し、調剤の効率化・安全性の確保に努めています。
経管投与の患者様に対しては、2003年から「簡易懸濁法」を取り入れ安全な薬物治療に寄与しています。

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全自動錠剤・散薬分包機

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錠剤監査システム

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無菌調製

病棟業務

全ての病棟に担当薬剤師を配置し、薬剤管理指導や病棟薬剤業務の推進に努めています。
入院時の持参薬鑑別から始まり、処方提案、服薬指導、カンファレンスへの参加、退院指導など、入院から退院まで全ての患者様へ関わり薬学的ケアを実践しています。

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医薬品情報業務

医薬品に関する問い合わせに的確に回答できるよう、情報の収集・整理に努めています。
院内および関連施設への医薬品情報の周知徹底のために定期的に「D.I.News」を発行しています。

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チーム医療

当院では開院以来「チーム医療」が根付いており、それぞれの分野の医療スタッフが専門性を発揮しつつチームで活動をしています。
薬剤部も当院が特に力を入れている褥瘡予防、緩和ケア、嚥下ケア、糖尿病療養指導、排尿ケアなどの分野に積極的に参加しています。

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在宅医療

住み慣れた地域の中で安心して過ごしていただくための様々なサポートが、超高齢社会の中で求められています。
地域の活動の一環として「認知症初期集中支援チーム」に薬剤師も参加し、認知症の患者様やご家族の相談に対応しています。